視覚からのアプローチ
今の子どもたちは完全な映像世代
読むより『見る!』
言葉だけより視覚から入ってくる情報の方が印象に残りやすいので
様々なカテゴリーに分けてパネルを作り生徒たちに見てもらっています
◆1枚目 4期の時代について
ピティナコンペティションというコンクールに参加し始めた頃、4期の時代や作曲家、ピアノという楽器の変遷を手っ取り早く説明する為に作ったパネル。
ピアノの進化の過程を知ることでバロック時代からクラシック期、ロマン期では奏法が異なる事など様々な事を写真と共に知ってもらえたら嬉しい
◆2枚目 ヴェルサイユ宮殿〜貴族の生活とは
ピアノと言う楽器は貴族文化であった為その頃の生活洋式や時代背景を分かりやすくしたパネル
ヴェルサイユ宮殿を建てた太陽王ことルイ14世やリュリとのエピソード、ギリシャ神話まで遡りアポロ神の話など交えて… ルイ15世の寵愛を受けたポンパドゥール夫人の話など… この時代は楽しくてキリがない
◆3枚目 スペイン
小さいお子さんの曲には必ず登場するスペインのフラメンコ!
闘牛士やカルメンの舞台になったアンダルシアの雰囲気を少しでも感じてもらいたくて作ったパネル
◆4枚目 イスラム教の世界
私たちが今演奏している、ほとんどの曲がヨーロッパのキリスト教社会下で作られたものそれに相反して存在するのがイスラム教文化の違いを知る為に作ったパネル
壁面装飾がほぼアラベスク模様で出来ているヴェルサイユ宮殿との違いに驚かされる
◆5枚目 女の子大好きお姫様シリーズ
当時は見合い写真がわりにも描かれた肖像画お姫様代表のマリーアントワネットからモーツァルトの姉ナンネルまで勢揃い(笑)当時のドレスを見て舞踏曲を演奏する際に想像力を掻き立ててもらいたい(私の願い)
ほとんど私の趣味の世界で作っていますがこの他にも何種類かパネルがありレッスンで生かしています
大切な事はピアノを弾く上でただ譜面を追っていくだけでなく、なるべく多くの知識をインプットしていく事もレッスンの大切な一環だと思っています。なかなか本を読んだりする事が難しいので、視覚的にも取り入れやすいパネルはレッスンで大活躍です